精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問23 (現代社会と福祉 問2)

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問題

精神保健福祉士試験 第26回(令和5年度) 問23(現代社会と福祉 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、1930年代のアメリカにおけるニューディール政策での取組として、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「障害を持つアメリカ人法」とは、「障害に基づく差別の明確かつ包括的な禁止について定める法律」のことである。
  • 社会保障法の制定
  • 公民権法の制定
  • メディケア(高齢者等の医療保険)の導入
  • ADA(障害を持つアメリカ人法)の制定
  • TANF(貧困家族一時扶助)の導入

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この過去問の解説 (3件)

01

ニューディール政策とは、ルーズベルト大統領が大恐慌による不況対策として打ち出した経済対策です。主な政策の内容について整理しておきましょう。

選択肢1. 社会保障法の制定

社会保障法(1935年)は、ニューディール政策の一環として制定されました。

選択肢2. 公民権法の制定

公民権法(1964年)は、人種や宗教などによる差別を禁止しました。

選択肢3. メディケア(高齢者等の医療保険)の導入

メディケアは1965年に創設されました。

選択肢4. ADA(障害を持つアメリカ人法)の制定

ADAは1990年に制定されました。

選択肢5. TANF(貧困家族一時扶助)の導入

TANFは1996年に創設されました。

参考になった数11

02

この問題のポイントは、「時代 × 政策」を正確に結びつけることです。

ニューディール政策 → 1930年代のアメリカ(フランクリン・ルーズベルト大統領)

つまり、1930年代に行われた政策だけを正解として選びます。

選択肢1. 社会保障法の制定

1935年、ニューディール政策の一環として制定されました。

選択肢2. 公民権法の制定

1964年、リンドン・ジョンソン政権下、黒人差別撤廃などを目指す法で、ニューディールとは時代も目的も異なります。

選択肢3. メディケア(高齢者等の医療保険)の導入

1965年、高齢者向けの医療保険制度。これもジョンソン政権下の「偉大な社会(Great Society)」政策です。

選択肢4. ADA(障害を持つアメリカ人法)の制定

1990年、ブッシュ(父)政権時代。障害者差別の禁止法で、現代の人権政策の一環です。

選択肢5. TANF(貧困家族一時扶助)の導入

1996年、ビル・クリントン政権下。福祉から就労への方針転換を象徴する制度(旧AFDCの後継)です。

参考になった数0

03

アメリカの政策について、それぞれ整理し内容や年代を覚えておきましょう。

選択肢1. 社会保障法の制定

適切です。社会保障法の制定により、失業保険や年金制度などが整備されました。

選択肢2. 公民権法の制定

不適切です。公民権法の制定は、1964年です。

選択肢3. メディケア(高齢者等の医療保険)の導入

不適切です。メディケア(高齢者等の医療保険)の導入は、1965年です。

選択肢4. ADA(障害を持つアメリカ人法)の制定

不適切です。ADA(障害を持つアメリカ人法)の制定は、1990年です。

選択肢5. TANF(貧困家族一時扶助)の導入

不適切です。TANF(貧困家族一時扶助)の導入は、1996年です。

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