精神保健福祉士 過去問
第27回（令和6年度）
問86 (精神医学と精神医療 問2)

◯

体重が急激に減少していても、太っていると誤認してしまうことが、神経性無食欲症の中心的な症状です。

✕

神経性無食欲症では、飢餓状態への適応のため、甲状腺機能はむしろ低下します。

◯

女性の場合、栄養不足や体重減少により、無月経になる例が多く見られます。

✕

男性より圧倒的に女性が多く、特に思春期から成人期早期の女性に多く見られます。

✕

多くの患者では、体重を減らすための過剰な運動が見られるため、身体的活動は増加する傾向があります。

正しいです。

「身体に対する認知のゆがみがある」は神経性無食欲症の症状の一つです。

正しくありません。

「甲状腺機能低下症」が神経性無食欲症の症状の一つとされています。

正しいです。

「無月経」は神経性無食欲症の症状の一つとされています。

正しくありません。

女性に多いとされています。

正しくありません。

「活動性の上昇」が神経性無食欲症の症状の一つとされています。

〇　神経性無食欲症では、十分痩せているのに痩せていないと感じ、生命に危険が及ぶレベルで体重を落とそうとする行為が見られます。

✕　甲状腺では甲状腺ホルモンというものがつくられており、身体の代謝を司っています。神経性無食欲症では代謝を落とす事で体を守ろうとするため、甲状腺機能は低下します。

〇　低栄養状態になる事により、月経が止まってしまう事があります。神経性無食欲症では無月経が症状の一つとして挙げられます。

✕　患者の90％以上は女性が占めています。その中でも10代が好発年齢となっています。

✕　神経性無食欲症では、体重を落とすために過剰な運動を行うなどの行為が見られるようになるため、身体的活動は多くなります。