精神保健福祉士 過去問
第28回(令和7年度)
問52 (医学概論 問4)

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問題

精神保健福祉士試験 第28回(令和7年度) 問52(医学概論 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、次のうち、Aさんの希望を踏まえた訓練やサポートを行う主な職種として、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Aさん(58歳、男性)は脳梗塞を発症し、右片麻痺(みぎかたまひ)と構音障害の症状があるため、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。利き手である右手を実用的に使うことは難しく、左手を使って身の回りのことができるよう練習している。退院後は一人で入浴できるようになりたいと希望しており、自宅の浴室に手すりを設置する予定である。
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 義肢装具士
  • 看護師

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この過去問の解説 (2件)

01

医療の現場で働く他職種についての問題です。

Aさんは、退院後の生活面での訓練やサポートを希望しているという点を理解しましょう。

 

選択肢1. 理学療法士

 

理学療法士は、身体機能の回復や維持を専門としてしています。

座るや立つなどの基本動作能力の回復が目的です。

選択肢2. 作業療法士

作業療法士は、日常生活や社会生活を再び行えるように訓練やサポートする専門職です。

入浴も対象のため、Aさんの希望を踏まえた訓練やサポートを行う職種になります。

選択肢3. 言語聴覚士

言語聴覚士は、言語や聴覚だけではなく、摂食や嚥下などの訓練を行う専門職です。

Aさんに構音障害がありますが、今回の希望による訓練とは違うため、間違いです。

選択肢4. 義肢装具士

義肢装具士とは、義肢や装具を適合させ必要な機能の回復を図る専門職です。

Aさんは装具などの利用を検討する可能性はありますが、今回の希望によるサポートとは違うため、間違いです。

 

選択肢5. 看護師

看護師とは、診療の補助などを行う専門職です。

退院後、訪問看護などにより入浴介助などを行う可能性はありますが、今回の希望によるサポートとは違うため、間違いです。

 

まとめ

他職種の役割を問う問題は頻出です。

理学療法士と作業療法士など、役割が似ている職種もあります。

理解しておきましょう。

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02

最も適切なのは、作業療法士です。

Aさんは、右片麻痺によって利き手の右手を使うことが難しく、左手を使って身の回りのことを行う練習をしています。また、退院後には一人で入浴したいと希望しています。

作業療法士は、食事、更衣、入浴などの日常生活動作ができるように練習や環境調整を行う専門職です。Aさんの希望に合わせて、左手を使った入浴動作の練習や、手すりの位置・使い方などを検討する役割があります。

 

選択肢1. 理学療法士

適切ではありません。

理学療法士は、立つ、歩く、座るなどの基本的な体の動きを改善する訓練を主に行います。筋力や関節の動き、バランス能力などを改善することも大切な役割です。

Aさんにも理学療法士が関わる可能性はありますが、今回のように「一人で入浴したい」という具体的な日常生活動作の練習を中心に行う職種としては、作業療法士がより適切です。

選択肢2. 作業療法士

最も適切です。

作業療法士は、食事、着替え、トイレ、入浴などの日常生活に必要な動作の練習を行います。

Aさんの場合は、使いにくくなった右手を補うために左手を使う方法を練習したり、自宅の浴室を想定して安全に入浴する方法を考えたりします。また、手すりなどを利用して安全に生活できるよう環境を整える支援も行います。

選択肢3. 言語聴覚士

適切ではありません。

言語聴覚士は、話す、聞く、食べる・飲み込むといった機能のリハビリテーションを行います。

Aさんには構音障害があるため、発音や会話については言語聴覚士が関わることがあります。しかし、今回問われているのは一人で入浴するための訓練や支援であるため、主な職種とはいえません。

選択肢4. 義肢装具士

適切ではありません。

義肢装具士は、義手や義足、装具などを本人の体に合わせて製作・調整する専門職です。

片麻痺のある人に装具が必要な場合には関わりますが、入浴などの日常生活動作そのものを練習する職種ではありません。

選択肢5. 看護師

適切ではありません。

看護師は、患者の健康状態を観察し、治療を受けるための援助や日常生活上のケアなどを行います。入院中の入浴を支援したり、安全な生活について助言したりすることもあります。

ただし、Aさんが退院後に一人で入浴できるよう、動作の方法を練習したり、自宅の環境に合わせた支援を中心となって行ったりする職種は作業療法士です。

 

まとめ

この問題では、それぞれのリハビリテーション専門職が「何を主に支援するのか」を区別することが大切です。

理学療法士は立つ・歩くなどの基本動作、作業療法士は食事・更衣・入浴などの日常生活動作、言語聴覚士はことばや飲み込みの機能を主に支援します。

Aさんは「退院後に一人で入浴したい」と希望しており、左手を使った動作の練習や手すりを利用した生活環境の調整が必要です。そのため、中心となって支援するのは作業療法士です。

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