精神保健福祉士 過去問
第28回(令和7年度)
問63 (社会学と社会システム 問3)

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問題

精神保健福祉士試験 第28回(令和7年度) 問63(社会学と社会システム 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

人口統計で用いられる用語に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 人口学的方程式とは、出生数から死亡数を減じることにより人口を求める計算式である。
  • 合計特殊出生率は、18歳から49歳までの女性の年齢別出生率を足し上げて算出する。
  • 生産年齢人口は、ある年の15歳から69歳までの者の総数である。
  • 団塊の世代とは、1971年から1974年生まれの人々である。
  • 人口置換水準は、先進国より発展途上国の方が高い。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も適切なのは、「人口置換水準は、先進国より発展途上国の方が高い。」です。

人口統計では、出生や死亡だけでなく、年齢構成や人口移動なども含めて人口の変化をとらえます。

また、出生率に関する指標では、対象となる女性の年齢や、人口を維持するために必要な出生水準を正しく区別することが大切です。

選択肢1. 人口学的方程式とは、出生数から死亡数を減じることにより人口を求める計算式である。

誤りです。

人口学的方程式では、出生と死亡だけでなく、人口の流入と流出も含めて人口の変化を求めます。

基本的には、もとの人口に「出生数-死亡数」を加え、さらに「転入・入国などの流入-転出・出国などの流出」を加えて人口を求めます。

そのため、単に「出生数から死亡数を引く」だけではありません。

選択肢2. 合計特殊出生率は、18歳から49歳までの女性の年齢別出生率を足し上げて算出する。

誤りです。

合計特殊出生率は、15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計して求める指標です。

1人の女性が、その年の年齢別出生率に従って一生を過ごした場合に、平均して何人の子どもを産むことになるかを表します。

「18歳から49歳」ではなく、15歳から49歳である点がポイントです。

選択肢3. 生産年齢人口は、ある年の15歳から69歳までの者の総数である。

誤りです。

生産年齢人口とは、一般に15歳から64歳までの人口をいいます。

働いているかどうかにかかわらず、年齢によって区分されます。そのため、65歳以上の人は原則として生産年齢人口には含まれません。

選択肢4. 団塊の世代とは、1971年から1974年生まれの人々である。

誤りです。

団塊の世代とは、第二次世界大戦後の第一次ベビーブーム期にあたる、1947年から1949年ごろに生まれた人々を指します。

1971年から1974年ごろに生まれた人々は、一般に団塊ジュニア世代と呼ばれます。

選択肢5. 人口置換水準は、先進国より発展途上国の方が高い。

適切です。

人口置換水準とは、人口が長期的に増えも減りもしない状態を保つために必要な合計特殊出生率の水準です。

死亡率が低い国では、子どもの多くが成人まで生存するため、人口を維持するために必要な出生数は比較的少なくて済みます。

一方、乳幼児や若い世代の死亡率が高い国では、次の世代の人口を維持するために、より多くの出生が必要になります。そのため、一般に発展途上国の方が人口置換水準は高くなる傾向があります。

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