精神保健福祉士 過去問
第28回(令和7年度)
問119 (ソーシャルワークの理論と方法 問2)

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問題

精神保健福祉士試験 第28回(令和7年度) 問119(ソーシャルワークの理論と方法 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

ハートマン(Hartman, A.)によって開発されたエコマップに関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
  • クライエントを含む生態系システムとその境界を可視化することができる。
  • 介入前後の変化を確認するツールとして活用できる。
  • 関係性を強く示す線は、破線で記すことで関係性の濃淡を視覚的に捉えられる。
  • クライエントの状態をいくつかの典型例に分類することで、クライエントのニーズを把握できる。
  • これまでの複雑な家族ダイナミクスの展開を理解することができる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、ハートマンが開発したエコマップの目的と活用方法について理解しているかが問われています。

エコマップは、クライエントと環境との関係性を視覚的に把握するためのツールであり、アセスメントや支援効果の確認に活用されます。

選択肢1. クライエントを含む生態系システムとその境界を可視化することができる。

〇:正解です。

 

エコマップは、クライエントを中心として、家族や友人、学校、職場、地域資源などとの関係を図式化することで、クライエントを取り巻く生態系システムとその境界を可視化することができます。

選択肢2. 介入前後の変化を確認するツールとして活用できる。

〇:正解です。

 

エコマップは、一時点の状況把握だけでなく、介入前後に作成することで関係性の変化や支援の効果を確認するツールとして活用することができます。

選択肢3. 関係性を強く示す線は、破線で記すことで関係性の濃淡を視覚的に捉えられる。

×:不正解です。

 

エコマップでは、関係性の強さを実線の本数や線の種類で表現します。
一般的には、
太い実線:強い関係
細い実線:通常の関係
破線:弱い関係
などで表します。
したがって、「強い関係を破線で記す」という説明は適切ではありません。

選択肢4. クライエントの状態をいくつかの典型例に分類することで、クライエントのニーズを把握できる。

×:不正解です。

 

エコマップは、クライエントをいくつかの典型例に分類してニーズを把握するものではありません。
クライエントと環境との関係性を把握するためのアセスメントツールです。

選択肢5. これまでの複雑な家族ダイナミクスの展開を理解することができる。

×:不正解です。

 

複雑な家族関係の歴史的な変化や世代間の関係を把握するために用いられるのはジェノグラム(家系図)です。
エコマップは、現在の環境との関係性を可視化するためのツールであり、家族ダイナミクスの経時的な展開を把握することを主な目的としていません。

まとめ

この問題では、エコマップとジェノグラムの違いを理解していることが重要です。

エコマップは、クライエントと環境との関係性を可視化するためのツールであり、アセスメントや支援による変化の把握に活用されることを押さえておきましょう。

エコマップ → 「今の周りとのつながりを見る」
ジェノグラム → 「家族関係や歴史を見る」
で整理すると覚えやすいです。

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