精神保健福祉士 過去問
第28回(令和7年度)
問126 (ソーシャルワークの理論と方法 問9)

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問題

精神保健福祉士試験 第28回(令和7年度) 問126(ソーシャルワークの理論と方法 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、ひきこもり地域支援センターのA相談員(社会福祉士)の支援の内容に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Bさん(30歳、男性)は、2年前に人間関係に悩み仕事を辞めて以来、ひきこもるようになった。現在は、深夜にコンビニや散歩に外出する程度である。半年前からAが支援するようになり、月2回の訪問と月1回のケース会議を実施している。支援開始から3か月間は、Bさんの表情や会話量は増えていたが、最近は訪問日延期の申し出が多くなっている。先日、Bさんの母親から「部屋にこもる時間が多くなり心配です」と電話相談があったため、母親と個別面談を行った。
  • AがBさんを訪問して話ができるように母親に依頼する。
  • 母親にBさんがセルフモニタリングができるよう助言する。
  • 母親からの情報をもとにBさんへの訪問を中止し、本人が望むまで支援を待つ。
  • 母親の情報とこれまでの記録を整理し、ケース会議で支援の見直しを提案する。
  • 母親にBさんの行動記録を依頼し、行動変化の蓄積から計画の見直しをする。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、ひきこもり支援における状態変化への対応について理解しているかが問われています。

本人や家族から得られた情報を整理し、支援の継続や見直しを検討する視点が重要です。

選択肢1. AがBさんを訪問して話ができるように母親に依頼する。

×:不正解です。

 

本人との面談を実現するために家族へ働きかけることはありますが、母親に訪問実現の役割を担わせることは家族の負担を増やす可能性があります。

まずは状況を整理し、支援方針を検討することが重要です。

選択肢2. 母親にBさんがセルフモニタリングができるよう助言する。

×:不正解です。

 

セルフモニタリングは本人が自らの行動や感情を振り返る方法です。

本事例ではBさん本人との関わりが減少している状況であり、母親への助言として適切ではありません。

選択肢3. 母親からの情報をもとにBさんへの訪問を中止し、本人が望むまで支援を待つ。

×:不正解です。

 

ひきこもり支援では本人のペースを尊重しますが、既に支援関係が形成されている状況で、訪問延期が増えているからといって直ちに支援を中止することは適切ではありません。

ひきこもり支援では、本人の状況変化を丁寧に把握しながら継続的な関わりを検討することが重要です。

選択肢4. 母親の情報とこれまでの記録を整理し、ケース会議で支援の見直しを提案する。

〇:正解です。

 

母親から得られた情報とこれまでの支援経過を整理し、ケース会議で共有して支援方針の見直しを検討することは適切な対応です。

支援開始当初と比較して状況に変化がみられるため、改めてアセスメントを行う必要があります。

選択肢5. 母親にBさんの行動記録を依頼し、行動変化の蓄積から計画の見直しをする。

×:不正解です。

 

家族に継続的な行動記録を求めることは負担となる可能性があります。

また、まず必要なのは現在の状況を整理し、支援チームで見立てを共有することです。
 

まとめ

この問題では、ひきこもり支援において状況の変化がみられた際の対応を理解することが重要です。

支援の停滞や後退がみられる場合は、本人や家族から得られた情報を整理し、ケース会議を通じてアセスメントと支援方針の見直しを行うことがポイントです。

状況を十分に把握した上で支援方法を検討する視点を押さえておきましょう。


 

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